アカザ科
- 難易度:ふつう。秋まきは特につくりやすい。
- 連作:不可。2年以上あける必要がある。
畑の準備
土作りは種まきの7~10日前に済ませておきます。
1m²あたり堆肥1.5~2L、石灰150~200mL、配合肥料150~200mL、熔リン25mLを全面にまき、よく耕し、幅70cm、高さ10cmのベッド(畝)をつくる。
種を条まきする場合は、支柱などを用いて15cm間隔で深さ1cmほどの浅い溝をつくる。
点まきする場合は、空き缶などを用いて10~15cm間隔で凹みをつくる。
種まき
条まきの場合は、溝に1~2cm間隔で1粒ずつまきます。
点まきの場合は、作っておいた凹みに1か所5~6粒ずつ、バラバラに間隔をあけてまく。
まき終えたら、溝や凹みがなくなるくらいに土をかけて手で軽く押さえ、水をタップリあげ、寒冷紗を掛けておきます。
収穫時期をずらすため、種は一度にまかず何回かに分けてまくといいでしょう。
芽出し処理
種を一昼夜、水につけた後、布に包んでビニール袋に入れて密封します。それを冷蔵庫に2~3日入れ芽出しをすること。
ホウレンソウは気温の高い時期、発芽しにくいが、この処理を行なってから種まきすると発芽が良くなります。
間引き
種まき後、1週間くらいで発芽します。
- 本葉が長さ4~5cmになったら、3~5cm間隔に間引きします。
- 4~5月まきの場合はここで寒冷紗をはずします。
- 秋~冬まきの場合は収穫直前まで、寒冷紗はかけておきます。
収穫
丈25cmくらいが収穫時期。
大きなものから間引きをかねて根ごと抜き取ります。
参考
生育不良と病気
ホウレンソウは育てやすい野菜ですが、夏の高温と酸性土が苦手。
適正な時期を選び、石灰できちんと土のpH調整を行うことが大切。
また、葉を食べられたり、病原菌を媒介されたりしないように、寒冷紗をかけて害虫を防ぐのも大切。
ホウレンソウの栄養素
ビタミンC・A・B1・B2・B6、鉄、マンガンなど。
ホウレンソウの効用
カゼ予防、便秘、貧血、ガン予防などに効果があるとされています。
種まき:3月~5月初旬/9月~11月中
収穫:4月後半~6月後半/9月後半~2月中