アブラナ科
- 難易度：比較的やさしい。
- 連作：不可。1～2年はあける必要があります。
畑の準備
土作りは種まきの約2週間くらい前には済ませておきます。
1m²あたり堆肥1～1.5L、配合肥料150～200mLを全面にまき、深さ約20cmまでよく耕し、幅70cm、高さ10cmのベッド(畝)を作り、約15cm間隔で深さ約1cmの浅い溝をつくります。
※長いまき溝も、支柱を用いれば簡単につけられます。
種まき
まき溝に約2cmの間隔で1粒ずつ種をまきます。
まき終えたら、溝の両側から軽く土をかけて手で押さえ、水をたっぷりあげます。種まき後、3～4日で発芽します。
間引き
間引きは2回に分けて行い、1回目は本葉2～3枚の時。混み合っているところを隙間ができるように間引きます。
2回目は本葉5～6枚のときで、株間が約10cmの間隔になるように間引きます。
カブの収穫
カブがあまり大きくならないうちに収穫を始めるのがポイント。小カブは直径5cmくらいの時期が収穫時期。遅れると、割れたり、すが入って味が落ちます。
秋まき・冬どりのカブは収穫期間が長いですが、春まき・初夏どりのカブは収穫時期が短く、質の低下が早いため早めにどんどん収穫します。
大カブは直径15cm程度になりますので、株間を20cmくらいとって作ります。
参考
多様なカブの地方品種
カブは、春の七草の一つスズナとして古来から利用されてきました。
各地に独特の地方品種があり、4kgにもなる大きなもの、形が丸いもの、扁平なもの、逆に細長いものや、色も白、赤、紫などさまざまな種類があります。
漬物で有名な野沢菜も、根は太りませんがカブの一種。
カブの栄養素
根の部分：消化酵素、ジアスターゼなど。
葉の部分：カロチン、ビタミンC、カルシウムなど。
カブの効用
胃もたれ、胸やけ、カゼ予防、骨粗しょう症予防などに効果があるとされています。
種まき：3月～6月、8月後半～9月
収穫：5月～8月、10月～1月
