アブラナ科
- 難易度:比較的やさしい。
- 連作:可能。
畑の準備
土づくりは植つけの7~10日前に済ませておきます。
1m²当たり堆肥1.5~2L、石灰100~150mLを全面にまき、よく耕す。
ベッド(畝)は幅70cm、高さ10cm、種をまくときに支柱などを用いて約15cm間隔で、深さ1cm程度の浅い溝を作る。
種まき
作っておいた溝に1~2cm間隔で1粒ずつ種をまきます。
まき終えたら、溝の両側から軽く土をかけて手で押さえ、水をタップリあげます。
収穫時期をずらすため、種は一度にまかず7~10日おきに3回くらいに分けてまくのがポイント。
- いずれも発芽率がよいので、厚まきにならないように注意。
- 土は薄くかけるのが基本。厚くかけると発芽率が悪くなる原因になります。
寒冷紗掛け
風雨を和らげ、害虫から守るために、種まき後に寒冷紗をかけます。
害虫の被害を受けやすいので、収穫までかけておきます。
害虫が入り込まないように、裾や両端に隙間ができないように注意。
間引き
発芽して本葉が3~4枚のころ、5~6cm間隔に間引きます。小さいものを間引き、大きめのものを残すようにするのがポイント。
チンゲンサイは株元がふくらむので、コマツナやミズナよりも株間が必要。
最低でも7~8cmの間隔をとり、本葉2~3枚で5~6cm間隔、4~5枚で10~12cm間隔にすると、株元が十分太った株ができます。
参考
春から夏の害虫に注意
いずれも丈夫で作りやすい野菜ですが、コナガやヨトウムシ、アオムシをはじめアブラナ科特有の害虫が発生するため、寒冷紗を掛けて防ぐのが大切。
また病気には比較的強い野菜ですが、密集した状態だと白サビ病などカビによる病気が発生することがあります。収穫をかねた間引きを行い、風通しをよくしてあげることが大切。
コマツナの栄養素
カルシウム・ビタミンB2 ・カリウム・ビタミンC・カロチン・ビタミンA・食物繊維・鉄など 。
コマツナの効用
動脈硬化やガンなど成人病を予防・骨粗しょう症予防・ストレスの軽減・血糖値の上昇を抑え、大腸がん・糖尿病の予防などに効果があるとされています。
チンゲンサイの栄養素
カロチン・ビタミンC・鉄・食物繊維など。
チンゲンサイの効用
ガン予防・免疫力の活性化・風予防・ドライアイ予防・肌、皮膚のカサカサ予防などに効果があるとされています。
ミズナの栄養素
カルシウム・鉄・カロテン・ビタミンK・食物繊維・ビタミンCなど。
ミズナの効用
貧血予防・風予防・美肌効果・免疫力の活性化・がん予防などに効果があるとされています。
種まき:3月~5月/7月/9月~11月中旬
収穫:4月中旬~6月中旬/7月後半~8月中/9月後半~2月中